武蔵五日市駅~天狗滝
このサイトでも紹介しました「木工房 森のささやき」に置いてある望遠鏡がきっかけで、天狗滝のことを知り、ぜひ行ってみたくなり、あらためて別の日に行ってきました。
天狗滝へは、払沢の滝からそのまま足を延ばしても行ける距離ですが、この日は、武蔵五日市駅からバスで行きました。
武蔵五日市駅のバス停、1番乗り場から「払沢の滝入口」、「藤倉」、「小岩」、「払沢の滝入口経由数馬」「やすらぎの里経由数馬」行きに乗ります。
そして、最寄りのバス停である「千足」で下車します。
先ほどのバスの進行方向にしばらく歩くと、天狗滝の標識があり右折する道が見えてきます。
その道を右折すると正面に「御霊檜原神社」があり、神社の前を通り過ぎ、舗装された道路を道なりに進むと舗装道路が終わる場所に出ます。
その先が天狗滝に向かう登山道になります。
この登山道の入り口右にトイレが一つだけあります。
この先はトイレは無かったと思いますので、ここですませておいた方がいいでしょう。
天狗滝の登山道は、払沢の滝の遊歩道とは違い、自然そのままのそれこそ山道という感じなので、それなりの服装で行った方がいいかと思います。
登山道を10分ほど進むと、まず子天狗といわれる滝に出ます。
子天狗滝は落差8mほどで、この一段上が本滝になります。
この子天狗を右手に見なが、少し険しい道を登って行くと、本滝が見えてきます。
右手に本滝の天狗滝を見ながら道はまだ上部に続いています。
滝壺の方を見下ろすと、砂利状の少し広いスペースがあり、そこに降りて天狗滝を下から見ることができます。
道を登り切ったところからさらに下に降りるための細い道(けっこう険しいです)が延びていますのでそこから下へ降りて行きます。
本滝の天狗滝は落差約20mと払沢の滝よりも若干低いですが、それでも下から見上げると、岩盤を勢いよく流れ落ちる様は迫力があります。
滝の前面には、木々など遮るものがなく、また背景も黒い岩盤のため、あの離れた払沢の滝からでも見えるんだなと思いました。
この天狗滝へは千足のバス停から約30分、山道を休みなく登ってきたので、しばらく滝壺近くの砂利スペースで休憩をしながら堪能しました。
天狗滝~綾滝
少し足を延ばせば、天狗滝の上にさらに綾滝がありますので、行ってみることにしました。
滝壺の砂利のスペースから天狗滝に向かって右方向に、さらに上に続く山道があります。
そこを登って綾滝に向かいます。
さらに険しい道もあったりすのですが、途中から木立の道なんかもあったりして、とても涼しく、ほっとできるところもあります。
そして天狗滝から歩くこと約25分ほどで綾滝に出ます。
この日は、滝壺に大木が倒れていて、なかなかよい場所で写真が取れませんでした。
綾滝の右手に木製のイスがありますので、ここでお弁当を食べたり、休憩することができます。
綾滝も天狗滝と同じぐらいの落差20mほどだそうです。
天狗滝と同じく岩盤を流れていますが、若干、天狗滝よりは流量が少ないかなという印象でした。
ここで、持ってきていた弁当を広げて食べ、さて、帰ろうかと思ったのですが、地図をみると、さらにこの上の馬頭刈尾根に『つづら岩』というちょっとした名所があるということで、行くことにしました。
綾滝~つづら岩
登り始めたのはいいものの、かなりの急勾配の山道で、途中で来たことを後悔することになります。
地図上では約1時間20分、ただひたすら急勾配の山道を登り続けなければなりません。
つづら岩に行く際には、ある程度、体力と心の準備が必要です。
かなりの時間登った気がしますが、だんだん岩らしきものが見えてきます。
ようやく尾根の頂上まで登り切り、下から見上げると、ほぼ直角に切り立っています。
正直苦労して登った割には、ただの岩というだけの感想でしたが、帰り道、つづら岩に向かって右手に進み、馬頭刈尾根伝いに歩いたのですが、そこから眺める山々の景色は最高でした。
この後、馬頭刈尾根を途中から右に下って、先ほどの千足のバス停にたどり着きました。